【ブログの表示について】

◎エラーが出て碁盤が表示されない場合
「Javaのセキュリティレベルを「中」にする」
方法1 「スタート〜コントロールパネル〜Java〜セキュリティ」
方法2 「スタート〜すべてのプログラム〜Java〜Configure Java〜セキュリティ」

◎碁盤や文字を大きくしたい場合
「画面の表示を拡大する」
方法1 「Internet Explorer上部の「表示」〜拡大」
方法2 「Ctrlキー+マウスホイールを奥に動かす(上方スクロール)」
※いずれもリロード(最新の状態に更新)してください。

2013年09月30日

安井仙知(大仙知)12

写本『天明録』 〈天明6年5月9, 28日〉

    安井 仙知
先番 鈴木 順清

202手 白中押勝










前局から少し間が空き、天明6年は大仙知六段、順清五段です。

右上は、大仙知ではおなじみの定石です。
大仙知は豪快なイメージとは裏腹に、意外に同じ布石や定石を打ち続ける傾向があります。それでいながら、すぐに見たことのない局面になるところが面白いです。
黒49まで細分化して、大仙知のペースをうまく外したと言えますが、順清らしくない展開とも言えます。
白60が意表の手。これは受けづらいので黒61と反発ですが、戦いに引きずりこまれました。
白90で五目ナカデは無理なので、黒95と無事に生きました。
黒101〜105あたり、もう少し手堅く打てばどうでしたか。
白112・114とパンチが入りました。ただし、黒は捨てても悪くないと見ていたかもしれません。
黒149もすごい手。筋ではありますが、やりすぎの感もあります。
白176以下、白184が絶妙の手筋で終わりました。

順清は同年に亡くなったため、大仙知−順清の最終局かもしれません。
最後を飾るにふさわしい熱戦でした。
posted by 時代 at 21:09| Comment(0) | 安井仙知(大仙知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月29日

安井仙知(大仙知)11

写本『天明録』 〈天明3年1月9日〉

    安井 仙知
先番 鈴木 順清

248手 白3目勝










白26とオシ、白38・黒39という派手な分かれもたまに見かけます。
黒47・白48と両者気合の進行です。
白58は手筋。単に白60と打つのに比べ、黒は左辺に手を戻しづらくなっています。
黒67は左下に手を入れるよりも、動かせたほうがよいと見ました。
黒85まで再びフリカワリです。
黒113と上辺を削減し、黒123に回って黒悪くないと見られます。
白128以下コウにしたのが好手。コウ代わりが黒143・145では不十分です。
白170と右上が地になっては白よくなりました。
posted by 時代 at 10:54| Comment(0) | 安井仙知(大仙知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月28日

安井仙知(大仙知)10

写本『天明録』 〈天明2年7月19日〉

先番 安井 仙知
    鈴木 順清

185手 黒6目勝










天明2年に大仙知は四段に進みました。

白14・16にはあまり賛成できません。
黒27はQ6キリが当時の定石ですが、この場合下アテがまさると見ました。
黒33・35と足早に展開して、黒十分の布石です。
白42から利かしにきたのを逆手にとり、白48ツケに黒49ハネダシが好手です。
強引な白82キリには正面から戦わず、黒89に回って黒優勢です。
黒129カケが好手。左辺に利きがあり、白は抵抗できないことをご確認ください。

黒は、白のたび重なる仕掛けに終始冷静に対応して、地合で確実に勝ちました。
大仙知らしからぬ一局とも言えますが、戦い一辺倒ではないところに確かな成長を感じます。
posted by 時代 at 09:20| Comment(0) | 安井仙知(大仙知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月27日

安井仙知(大仙知)9

写本『天明録』 〈天明元年12月9日〉

    安井 仙知
先番 鈴木 順清

198手 黒4目勝










遺譜に抜けが多いようで、手直りの時期がはっきりしません。二段差ですが、すでに互先かもしれません。

白8まで前局と同じです。黒9で変化しました。
白12の高ガカリは当時珍しいですが、大仙知は多用しています。
黒21〜25は好調子です。こういった碁になれば、順清得意の展開です。
黒39はしつこいですが、迫力があります。
黒43カタツキが絶好で、黒55まで囲っては黒優勢でしょう。
白74と戦線拡大ですが、成算ありとは思えません。
黒97がすばらしい決断です。白118まで右辺を取られても、下辺のイジメと黒125・133の連打で打てると見ました。
大仙知の敗局を連続して紹介することになりましたが、前局と合わせて並べてみると、実に興味深いですね。
posted by 時代 at 21:13| Comment(0) | 安井仙知(大仙知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月26日

安井仙知(大仙知)8

写本『天明録』 〈天明元年9月18日〉

    安井 仙知
先番 鈴木 順清

105手 黒4目勝










いきなり黒9トビは斬新です。
さらに黒11から、白14消しに黒15・17のボウシ3連発!
全局的に白地がとくに多いわけではなく、先着の効は十分あります。
白52・54は面白い発想です。左下は手残りです。
白62・66は不自然に思いますが、これでよいのでしょうか?
黒83が絶好点でした。
黒105の時点では、不確定要素が多く形勢不明です。
黒はこの後、きっと黒85の逃げ出しや、下辺白に手をつけたりしたのでしょう。

本局は『名人・名局選』に取り上げられていますが、順清が思い切った趣向を見せた一局なので紹介しました。
順清がこういった打ち方をしたのはこの碁のみですが、これまでの碁からもわかるように、もともと趣向を凝らすタイプのようです。
若き日の大仙知は、順清から大きな影響を受けたのかもしれません。
posted by 時代 at 18:12| Comment(0) | 安井仙知(大仙知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。