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2014年02月28日

林鐵元7

『御城碁譜』 〈文化10年11月17日〉

      本因坊元丈
二子番 林  鐵元

162手 黒中押勝











黒10、白11は興味深い着点です。
黒40は鋭い手です。黒60まで荒らしては黒成功でしょう。
白65から戦線拡大して、白73・75は勝負手。
黒90と捨てたのは好判断でした。
黒100、110と足早に逃げ切りを図ります。
白123ツケに対して相手をせず黒124・126が決め手です。
以下は白投げ場を求めたものですが、黒は見事にとどめを刺しました。

2子局ながら面白い碁でした。鐵元の置碁は、がっちり勝とうとするのではなく、個性豊かですね。
posted by 時代 at 22:03| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月27日

林鐵元6

『御城碁譜』 〈文化9年11月17日〉

    井上 因碩(因砂)
先番 林  鐵元

238手 黒1目勝










文化7年に春策因碩が亡くなり、因砂が継いで十世因碩となりました。
因砂は五段で、鐵元の先先先と思われます。

黒3・5は斬新です。目ハズシの場合は「カニの目」とかいいますが、高目では何の目でしょうか?
右上は基本型です。
黒35ではL14ハネも手厚いです。
白38と動き、中央をぼかしては白好調でしょう。
黒59以下の攻防は、両者工夫していて非常に見応えがあります。
白98〜100、さらに黒105も面白い手です。おたがいに相手の意中を行くまいとしています。
黒133まで、白がスミを捨てる結果になりました。
白142〜148はうまい手で、黒S7キリを防いでいます。

前局とはうってかわり、両者力のこもった好局です。
「生涯の一局」というと、だいたい強い相手との碁が選ばれることが多いですが、本来は実力伯仲のライバルとの一戦を選ぶべきではないでしょうか。
本局は鐵元生涯の一局の有力候補でしょう。
posted by 時代 at 22:01| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月26日

林鐵元5

『御城碁譜』 〈文化8年11月17日〉

    安井 知得
先番 林  鐵元

220手 ジゴ










先二の先番です。
白14の道策流に黒15・白16以下の進行は、八碩の碁にもありました。
黒27・29は鐵元らしい中央重視策です。
黒33の高ガカリも鐵元好み、対して白34以下の定石はたいへん珍しいです。白の方向がよく、有力です。
白54まで右辺が白の勢力圏となりました。黒は黒69と地に転身しますが、白76とトバれて厚みが消えては非勢でしょう。
以降は一転して地味なヨセ合いです。先でジゴに踏みとどまったのは鐵元の殊勲でしょう。

ですが、本局の中盤以降には少々疑念を感じます。
この頃はもちろん道知時代とは異なり、御城碁は真剣勝負のはずですが、ときどき本局のような疑問局があります。
鐵元の先代である林門悦がその代表です。晩年の門悦は、元丈や知得相手にジゴ局を量産していました。
負けが続くと家元の威信に関わりますので、何かしら談合が行われていた可能性は否定できません。
本局も白76以降、知得が勝ちにいけば勝てたのではないでしょうか。
必ずしも事前に話がついていたわけではないが、知得が「空気を読んで」ジゴにしたといったところかもしれません。
posted by 時代 at 14:56| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月25日

林鐵元4

『御城碁譜』 〈文化6年11月17日〉

    井上 因碩(春策)
先番 林  鐵元

143手 黒中押勝










白8・10の趣向はどうでしょうか。
白26・28も強引な仕掛けです。
黒41にツナいではオワのはずです。
黒87・89と決めに出ました。
黒はコウをがんばり、決着をつけました。

春策にとってはあまりの拙局で、黒の快勝譜です。
春策は翌7年に37歳で死去しています。すでに体調が悪かったのかもしれません。
posted by 時代 at 21:58| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月24日

林鐵元3

『御城碁譜』 〈文化4年11月17日〉

    本因坊元丈
二子 林  鐵元

277手 黒2目勝











白21まで、古碁ではありがちな布石です。
白37〜45は元丈らしい手。
黒50はノビが厚いですが、ワリコミを誘ったのかもしれません。
黒78・80は中央を薄くしてどうでしたか。
白83以下が元丈一流の厳しい攻めでした。黒は苦しいシノギで、あちこちポン抜かれました。
白111・113も厳しい追及です。
黒は後半よれよれになりながらも、辛くも逃げ切りました。

本局は元丈の見事な攻めが目をひきますが、鐵元も終始よく戦いました。なかなかの好局と思います。
posted by 時代 at 19:08| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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