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2013年06月27日

相原可碩20

写本『可碩打碁集』 〈宝暦13年11月26日〉

   相原 可碩
先 坂口 仙徳

159手 黒中押勝










可碩は66歳、最晩年の碁です。
坂口仙徳は大仙知の父。当時25歳前後で五段でした。

仙徳は豪快な棋風で知られます。本局も両高目のスタートです。
白46〜50は筋ですが、仙徳得意の外回りを誘発しました。
軽い利かしの白74に対して、無視して黒75〜83がすばらしい決断です。あっという間に模様が完成し、勝勢を築きました。
可碩はもはや本気で負かしにいく感じはなかったでしょうが、若手のホープとの対局で新時代の感覚にふれ、きっと感無量だったことでしょう。

これで可碩はおしまいです。
可碩は、棋力はもちろん、当時の囲碁界への影響力や重要度から見て、服部因淑や林元美・天保四傑あたりと比べても少なくとも同格以上でしょう。
残念ながら『日本囲碁大系』に入らず、現在もっとも忘れられていた棋士でしたので、詳しく紹介できてよかったです。
posted by 時代 at 19:52| Comment(0) | 相原可碩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月26日

相原可碩19

『古今碁経抜萃』 〈宝暦6年〉

    相原 可碩
三子 高野密文坊

184手 黒6目勝











高野密文坊は不詳。『碁経玉だすき』にも可碩との三子局があります。
なお「可碩」は「加世喜」と表記されています。

本局の黒は、黒32・40・90など、終始白の言うことをきかず反発して大所に回ったのが勝因でしょう。
3子局の黒としてなかなか参考になる打ち回しでした。
posted by 時代 at 19:54| Comment(0) | 相原可碩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月25日

相原可碩18

『古今碁経抜萃』 〈宝暦年間〉

    相原 可碩
二子 小松 快禅

192手 黒中押勝











快禅は「快禅の大塗り」や本因坊烈元との十番碁で有名です。
『古今碁経抜萃』には可碩との三子局も載っていますので、二三子の二子番かと思われます。
本局はまったくコメント不要です。
初めから徹底的に戦い抜き、優勢になってもまったく緩まない快禅先生の打ちぶりはすばらしいですね。
posted by 時代 at 20:57| Comment(0) | 相原可碩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月24日

相原可碩17

『古今衆枰』 〈延享3年9月1日〉

    本因坊伯元
先番 相原 可碩

90手 黒4目勝










『古今衆枰』には可碩−伯元戦が5局掲載されています。
伯元の先から先先先で4勝1敗で、残念ながら手数の短い碁ばかりです。
本局が可碩唯一の勝局です。
やはり手数が短いうえに、妙なところで打ち切られていて物足りませんが、歴史的意義はあるので紹介しました。
posted by 時代 at 20:52| Comment(0) | 相原可碩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月23日

相原可碩16

『竹敲間寄』 〈元文4年9月〉

先番 井上 因碩(春碩)
    相原 可碩

285手 白2目勝










『竹敲間寄』は十世因碩(因砂)著の布石書ですが、下巻末に可碩−春碩戦が15局も掲載されています。
時期は元文4〜5年の2年間で、可碩42歳、春碩33歳です。
これはちょうど秀伯−春碩の争碁の時期と重なっています。春碩は、争碁の練習相手として可碩と集中対局したのかしれません。
この15局はつまみ食いではもったいないので、今回は最初の一局だけにして、残りはいずれまた別の機会に詳しく紹介したいと思います。

白12〜黒19はこの時代の流行で、秀伯−春碩戦でも似た布石がありました。
白は66以下で消し、右上86・88を決めてから下辺90にも回り、鮮やかな打ち回しです。
黒は143ツギで残るということですが、白162に一転して黒163と勝負に出ました。
ヨセの最中に白170までフリカワリの発生です。この収支は、単純な目数だけでなく、黒は171以下の右辺白のイジメ具合、白は下辺184以下で寄せる味などがあり、得失が難しいです。
白はコウが強いため、下辺・右上のコウを頑張られてしまったのが黒には誤算だったかもしれません。
白232で勝ちが決まりました。
両者力の入った、見応えある一局でした。
posted by 時代 at 11:05| Comment(2) | 相原可碩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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