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2013年11月07日

本因坊丈策20

『本因坊秀策全集』 〈弘化3年10月28日〉

   本因坊丈策
先 安田 秀策

63手 打掛










秀策は17歳四段。翌年に幻庵との耳赤の碁を打っています。
白26・黒27の交換のみで手を抜いたので、黒29は気合いです。
黒33・35が厳しい攻め。
黒63まで、黒先着の功は十分でしょう。

丈策の遺譜の少なさは異常です。
遺譜が少ない理由として、病弱であったためとも言われます。
40代で亡くなっており、病弱であったことは事実でしょうが、一方で御城碁が皆勤に近いというのも不思議です。
体が弱いので、年一局の御城碁に全力を注ぐために、他の対局はセーブしていたということでしょうか。
同時代では、天保四傑のうち坂口仙得が、やはり対局が少ないことで知られています。
仙得とともに、もともと対局をあまりしないタイプの棋士だったのかもしれません。
posted by 時代 at 19:32| Comment(0) | 本因坊丈策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月06日

本因坊丈策19

『松和日記』 〈天保10年6月2日〉

    本因坊丈策
先番 伊藤松次郎

67手 打掛










天保10年の打掛局です。
これ以後、丈策の御城碁以外の遺譜はほとんどありません。
手数が短く、論評ができませんが、打ち掛け時点では白にも楽しみがある局面のように思います。

丈策は、前の元丈・丈和、後の秀和・秀策に比べて、実力的に見劣りすることは否めません。
丈策は元丈の実子であり、丈和は師元丈の恩に報いるために丈策を跡目にしたとも伝えられます。
しかし、丈策が跡目となったのは天保5年ですが、当時は秀和はまだ15歳で、跡目にはあまりにも早すぎました。
坊門には他にめぼしい候補はおらず、実力的には丈策跡目は自然な流れとも言えます。
丈和も、またおそらく丈策自身にも、「秀和が成長するまでの中継ぎ」という気持ちはあったと思いますが、丈和が丈策をひいきして無理に跡目にした、というようなことはけっしてないと思います。
posted by 時代 at 22:34| Comment(0) | 本因坊丈策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月05日

本因坊丈策18

『棋醇』 〈天保10年5月12日,22日〉

先番 本因坊丈策
    伊藤松次郎

199手 黒6目勝










白16までは相ゴスミの定石です。私も白で打ったことがありますが、これで勝つのはなかなか大変です。
黒23、29と趣向を凝らします。
黒55・65がすばらしい判断でした。
なんとも地味な碁ですが、勝負を争うのではなく、門下のためのお手本として打たれた一局かもしれません。
タグ:丈策 松和 棋醇
posted by 時代 at 22:04| Comment(0) | 本因坊丈策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月04日

本因坊丈策17

『佳致精局』 〈天保9年6月6日,9月10日〉

    安井 算知(俊哲)
先番 本因坊丈策

198手 ジゴ










この時期から二間トビが流行し始めています。白6・10と二隅で二間トビしたのは面白い布石です。
黒25〜33と先行するのが丈策の棋風です。
白34には受けづらいので、黒41と反撃しました。以下難しい戦いです。
白78とツガれては嫌ですが、意外に丈策好みの展開かもしれません。
シノギながら、黒137まで右下・左下をまとめましたが、白も厚いので余得があり、細碁の形勢です。

丈策は俊哲に勝てませんでした。
御城碁は全敗で、『佳致精局』所収の2局も白番7目負けと先番ジゴです。
『佳致精局』は他の碁を見る限りかなり情報操作していて、俊哲に都合のよい碁だけを選んでいる感があります。
しかし、丈策は家元、それも本因坊家当主なのですから、丈策勝ちの棋譜があれば、配慮して必ず載せるはずです。
丈策は対局自体が非常に少ないせいもあり、丈策が俊哲に勝った碁は実際に1局もなかったのかもしれません。
posted by 時代 at 21:16| Comment(0) | 本因坊丈策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月03日

本因坊丈策16

『本因坊秀和全集』 〈天保7年1月7日〉

   本因坊丈策
先 土屋 秀和

240手 白中押勝










黒29と単にヒラいたのは秀和らしい手。秀和の布石は個性的で、1局に1回、必ずこういう手があらわれます。
黒45のボウシから、見応えのある攻防です。
黒79ツケで、後に見るように下辺白は死に残りですが、放置して白88と先に左辺を攻めます。
白104以下、カラミになってきました。
結局黒は下辺を取り、左辺白はコウ形ですが白150以下無条件で、振り替わりになりました。白勝ちです。
posted by 時代 at 08:00| Comment(0) | 本因坊丈策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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