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2014年03月13日

林鐵元20

『奕図』  〈文化9年11月26日〉

      林  鐵元
二子番 服部 立徹(幻庵)

108手 黒中押勝











締めくくりは若き日の幻庵因碩との一局です。
鐵元−幻庵戦は、私の知る限り本局のみです。

本局はともかく並べてください。
こういう碁を見ると、幻庵は本当にすごいと思います。
しかも幻庵はまだ15歳、初段です。こんな初段がいるでしょうか?

どう見ても黒の完勝、圧勝譜ですが、幻庵の著書である『奕図』での解説がまた意外です。
・黒30の手、不可。
・黒34の手、不面白(面白からず)。
・此碁、黒の方、石立より尽(ことごとく)不可。
そういうものでしょうか?

これで鐵元はおしまいです。
知られていなくても、面白い碁を打つ棋士はたくさんいるものです。
ラベル:奕図 幻庵 鐵元
posted by 時代 at 22:21| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月12日

林鐵元19

『名世碁鑑』  〈文化13年5月9日〉

先番 林  門入(鐵元)
    葛野 丈和

215手 黒中押勝










丈和は五段、本因坊家を継ぐはるか前です。

すでに黒7があるので、白14と手を抜いたのは機敏です。
黒15・17の決め方は甘い感もありますが、C17ツケ筋を見ています。
さっそく白34以下は丈和らしいですが、急にしたかもしれません。
黒47はコウダテの準備です。黒61までは、スミの白は復活味があるものの、黒よしでしょう。
以下、黒は会心の打ち回しで、後の名人を見事に寄り切りました。

前局そして本局と、『名世碁鑑』には鐵元の勝局が比較的多く載せられています。
『名世碁鑑』は畠中哲齋著ですが、その原著である『当世碁譜』は一般人が家元の棋譜を出版したということで問題になりました。
元美は哲齋の娘婿で、『当世碁譜』事件の始末に奔走しています。
その後、元美は鐵元の後を継ぐことになりました。

以上の経緯を考えると、元美は義父哲齋を通じて、先代である鐵元の好局を意図的に多めに入れたかと推測するのも面白いです。
posted by 時代 at 10:20| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

林鐵元18

『名世碁鑑』  〈文化8年2月5日〉

先 林  鐵元
   奥貫 智策

181手 黒6目勝










黒1・3のおなじみ鐵元システムです。
黒17、白18の攻防は古風ですが、黒23以下に新工夫が見られます。
黒39まで、黒好調でしょう。
白40の消しに、黒41はこの一手です。
以下、白はうまくしのいだようですが、石がこれだけ分裂してはダメとしたものです。各所で生きただけになってしまいました。
posted by 時代 at 22:17| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月10日

林鐵元17

『対勢碁鏡』  〈文化年間〉

    林  鐵元
先番 水谷 琢順

192手 白中押勝










両者にしてはふつうの布石です。
白58に手を抜いて黒59〜65は面白いですが、いかがなもの。
白68〜74が的確な反撃です。
黒は必死に攻め合いを勝ちにいきますが、白108まで見事なシメツケを食らいました。
白116の戦線拡大も好手で、白優勢です。
黒127〜135は非常手段ですが、さすがにうまくいきません。
posted by 時代 at 21:58| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

林鐵元16

『名世碁鑑』  〈文化8年1月24日〉

先番 林  鐵元
    水谷 琢順

201手 黒10目勝










黒3・5は前局と同じ構えです。
黒17・19は白の攻めに重点を置いた手。
黒57は厳しい打ちこみです。
コウダテで黒75・77と連打しました。白96まで生きられても、これだけ厚くなっては黒十分です。
この時点ではいい勝負に見えますが、黒97以下厚みを生かして寄りつき、大差になりました。
posted by 時代 at 16:28| Comment(0) | 林鐵元 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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