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2014年04月03日

野澤竹朝17

『萬朝報』碁戦 第164回(選手対抗第29回) 〈明治43年11月1日〉

  野澤 竹朝 四段
先 喜多 文子 三段

258手 白7目勝




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喜多文子はご存じ女流棋界の母と呼ばれます。
当時35歳ですが、家庭に入って長い間碁から離れており、復帰してまだ日が浅い時です。現代の感覚で言えば、30を過ぎてプロ入りした感じです。

黒13は珍しい手です。解説の巖崎健造も批判的していますが、あえての趣向を試みたのでしょう。
白32まで淡々と大場に打っているようで、すでにこなしているのは、さすが野澤です。
白46のウチコミからのサバキがうまく、黒難局です。
黒75は必死のところ。以下黒95まで黒やったように見えますが、白は先手で白96に回り、大勢は動きません。
黒127の止め方が悪く、差が広がりました。

本局は野澤の完勝ですが、明治42年までの『萬朝報』での対戦成績は野澤の4勝2敗1ジゴで、他の棋士に比べれば喜多の善戦と言えます。
人気の女性棋士相手に打ちづらかったのか、あるいは棋風的にも、野澤のサラサラ流は喜多のゴリゴリ流にやられることが多かったかもしれません。
ラベル:野澤 喜多 萬朝報
posted by 時代 at 15:29| Comment(0) | 野澤竹朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

野澤竹朝16

『萬朝報』碁戦 第163回(選手対抗第28回) 〈明治43年10月24日〉

  野澤 竹朝 四段
先 鈴木為次郎 三段

174手 白中押勝




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対抗戦は一進一退が続き、まだ5人抜きは出ていません。

左下のシンプルな高目定石はあまり見かけません。
なにげない黒15に秀哉評があり、ここは16と低くカカってハサミと右辺ヒラキを見合にすべきということです。こういう評は、現代の碁ではあまり目にすることがなく、参考になります。
黒25・白26はともに批判されています。
黒37〜41の構想はどうでしたか。白42・44が冷静な好手で、黒45と転じるよりないのでは失敗でしょう。
白68・70のコウガワリで地合が怪しいです。
黒75・77の非常手段から右辺になだれこんだのは必死の勝負手です。
白142とヌイて中央の黒が小さくなり、勝負が決まりました。
ラベル:萬朝報 鈴木 野澤
posted by 時代 at 14:59| Comment(0) | 野澤竹朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月01日

野澤竹朝15

『萬朝報』碁戦 第143回(選手対抗第8回) 〈明治43年3月30日〉

   岩佐  _ 五段
先 野澤 竹朝 四段

235手 黒中押勝










前局に続いて喜多・廣瀬を抜き、4人目に岩佐です。

講評の巖崎健造は、白30について次のように述べています。(大意)
「白30は一間バサミがよい。もし実戦と同じく黒31・33ならば、白34はC5にノビ、黒34、白D7ケイマとなり、一間バサミが厳しく黒に響く。実戦は三間バサミで黒に響かないため、白34と打たざるを得なくなった」
現代とはまったく異なる発想で、面白いです。
黒51までおさまり、黒楽な碁です。
黒87・89で、白の石が6つに分裂しては、ダメとしたものです。
上辺がコウになり、黒165までふりかわって決めました。

これで4人抜きですが、5人目は中川亀三郎に敗れました。
ラベル:萬朝報 岩佐 野澤
posted by 時代 at 10:05| Comment(0) | 野澤竹朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月31日

野澤竹朝14

『萬朝報』碁戦 第139回(選手対抗第5回) 〈明治43年2月13日〉

   野澤 竹朝 四段
先 鈴木為次郎 三段 

150手 白中押勝










明治43年、待ちに待った坊門と方円社の対抗戦が開始されました。
10人の棋士が東軍・西軍に分かれ、5人抜きすれば優勝となります。
メンバーは以下の通りです。
東軍:土屋秀元・井上孝平・本因坊秀哉・野澤竹朝・井上因碩
西軍:鈴木為次郎・喜多文子・広瀬平治郎・岩佐_・中川亀三郎(2代目)
「東軍・西軍」は関東・関西とは無関係で、東軍=坊門、西軍=方円社というチーム編成です。
なお、喜多文子は坊門・方円社の両方に在籍していました。編成の都合上、西軍に入ったものと思われます。
開始早々、西軍の鈴木がいきなり秀元・井上・秀哉・因碩と4人抜きして、本局を迎えました。
坊門の名誉を賭けて、絶対に負けられない一戦です。

黒27は工夫の一着です。
白48に回って白悪くなさそうですが、黒49〜57で難解です。
黒61はJ5〜N3が冷静だったようです。
白76から愚形にされ、白86とカケられてのコウでは黒形勢を損ねました。
難しい二段コウですが、白120までのフリカワリで勝負を決めました。

2歳年少の鈴木に対して、力でねじふせようとする野澤の打ち方は、これまでの坊門内の手合とは明らかに違います。
対抗戦の企画は大成功、当時の読者は大いに盛り上がったことでしょう。
ラベル:萬朝報 鈴木 野澤
posted by 時代 at 21:45| Comment(0) | 野澤竹朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月30日

野澤竹朝13

『萬朝報』碁戦 第126回(臨時手合) 〈明治42年10月14日〉

          井上 因碩 五段     
先先先 先番 野澤 竹朝 四段

155手 黒中押勝










因碩は田淵米蔵です。2年前に十五世を継ぎました。
関西在住ですが、たびたび上京して手合に参加しています。

秀策流から黒7とこちらのコスミが試されています。
黒25まで、前局によく似た布石です。
白34・36はP2オキを狙った工夫ですが、やはり黒37ウチコミは厳しいです。
白56までの分かれは黒悪くないでしょう。
黒61で中央を制し、白62に黒63ツケがすばらしい呼吸でした。
黒71とキリが入り、後は確実な収束です。
posted by 時代 at 17:18| Comment(0) | 野澤竹朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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